2017212日の日曜日の昼下がり、老人保健施設エルダリーガーデン施設長の松永慶子先生による「第11回音楽療法士就職フォーラム」が、松永先生のピアノ演奏からエレガントに始まりました。

 フォーラムのタイトルは「医療と自然と共に人癒える~音楽と共に人癒える可能性~」でした。松永先生は、このたびTBU出身の音楽療法学生(現4年生)を採用するにあたり、言語聴覚士と音楽療法士が直接協働してリハビリテーションを展開する予定であるとお話くださいました。

 また、マズローの欲求段階説やセラピーの基本であるラポールの構築などの理論を、寸劇(役者は、クライアント役の先生ご自身、そして同行してくださっていた総務部の中川さまが介護職員を、そして就職予定のNatsukoさんがそのまま音楽療法士)を交えながら、現場でおきることに置き換えて具体的に説明してくださいました。

 また、「人は自然の中で癒えやすくなる」として、施設の屋上森林セラピーフィールドで先生が実践なさっている「人の癒え方研究」について、アメリカの老年学会などに投稿した論文からご紹介くださいました。その研究結果は有意差がでたこともあり、とても興味深いものでした。

来年度4月には、職員となる卒業生と専攻生(予定)の2人とともに、音楽療法インターンシップでお世話になります。よろしくお願いいたします!



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